看護科学研究 投稿規定
1. 本誌の目的
本誌は、看護ならびに保健学領域における科学論文誌として刊行する。本誌は、看護学・健康科学を中心として、広くこれらに関わる専門領域における研究活動や実践の成果を発表し、交流を図ることを目的とする。
2. 投稿資格
共著者も含め、特に問わない。
3. 投稿原稿の区分
本誌は、原則として投稿原稿及びその他によって構成される。投稿原稿の種類とその内容は表1の通りとする。
表1
カテゴリー | 内容 | 字数の目安 |
---|---|---|
原著 (original article) |
独創的な研究論文および科学的な観察 | 和文 5,000~10,000文字、英文 1,500~4,000語 |
総説 (review article) |
研究・調査論文の総括および解説 | 和文 5,000~10,000文字、英文 1,500~4,000語 |
研究報告(study paper) | 独創的な研究の報告または手法の改良提起に関する論文 | 和文 5,000~10,000文字、英文 1,500~4,000語 |
資料 (technical and/or clinical data) |
看護・保健に関する有用な資料 | 和文 5,000文字以内、英文 2,000語以内 |
トピックス (topics) |
国内外の事情に関する報告など | 和文 5,000文字以内、英文 2,000語以内 |
ケースレポート (case report) |
臨地実践・実習から得られた知見 | 和文 5,000文字以内、英文 2,000語以内 |
読者の声 (letter to editor) |
掲載記事に対する読者からのコメント | 和文 2,000文字以内、英文 1,000語以内 |
本誌には上記のほか編集委員会が認めたもの、或いは依頼したものを掲載する。 依頼原稿のカテゴリーは「企画」とし、査読の対象としない。投稿原稿のカテゴリーについては、編集委員会が最終的に決定する。
4. 投稿原稿
原稿は和文または英文とし、別記する執筆要項で指定されたスタイルに従う。他誌(外国雑誌を含む)に発表済みならびに投稿中でないものに限る。投稿論文チェックリストにより確認する。
5. 投稿原稿の採否
掲載順は編集委員会が決定する。採否の検討は受付順に従い、掲載は受理順によることを原則とするが、編集の都合などで、前後させる場合がある。ただし、原稿の到着日を受付日とし、採用決定の日を受理日とする。
6. 投稿原稿の査読
原則として、投稿原稿は2ヶ月を目途に採否の連絡をする。査読に当たって投稿者の希望する論文のカテゴリー欄には受理できないが、他の欄への掲載ならば受理可能な論文と判断した場合、決定を保留し、投稿者に連絡し、その結果によって採否を決定することがある。予め複数の欄を指定して投稿する場合は、受理可能な欄に投稿したものとして、採否を決定する。編集上の事項をのぞいて、掲載された論文の責任は著者にある。査読では以下の点を評価する。
内容:掲載価値があるか、論文の内容は正しいか、論文の区分が正しいか
形式:書き方・表現が適当か、論文の長さが適当か、タイトル・英文要旨が適当か、引用文献が適当か
また、本誌は、投稿者の所属・氏名等を伏せて査読を行っている。従って、投稿者の特定につながる情報を含めないよう、当該情報については投稿者の責任において伏せ字、削除等の処理を行うこと。なお、記号等で投稿者関連情報を伏せた場合は、掲載時の著者校正で必要な修正を行うことができる。
(例)
・「大分看護科学大学の倫理委員会の承認を得た」
→「○○大学の倫理委員会の承認を得た」のように伏せ字にする、または「所属大学の倫理委員会の承認を得た」とする
・「我々の以前の研究では」
→「以前の研究では」のように「我々の」を削除する
なお、投稿に際し、プレプリントサーバーに公開された論文であること、J-STAGE Dataにデータを登載していること、臨床試験事前登録をした論文であることを申告したものである場合、投稿者の所属・氏名等の情報が査読者に伝わる可能性があることをご承知おき下さい。このようなケースの場合、厳密な意味でのダブルブラインド制が維持できませんので、ご了承ください。
7. 投稿原稿の修正
編集委員会は投稿原稿について修正を求めることがある。修正を求められた原稿はできるだけ速やかに(委員会から特に指示がない場合、2ヶ月以内を目途に)再投稿すること。なお、返送の日より2ヶ月以上経過して再投稿されたものは新投稿として扱うことがある。また、返送から2ヶ月以上経過しても連絡がない場合は、投稿取り下げと見なし原稿を処分することがある。
8. 論文の発表
論文の発表は、以下のインターネットジャーナルWWWページに公表する。
https://jjnhs.com/
9. 校正
掲載を認められた原稿の著者校正は、原則として初校のみとする。
10. 投稿原稿の要件
投稿原稿は、以下の要件をふまえたものであること。
1)人間または動物におけるbiomedical研究(実験的治療を含む)は、関係する法令並びにヘルシンキ宣言(以後の改訂や補足事項を含む)、その他の倫理規定に準拠していること。
2)関係する倫理委員会の許可を得たものであることを論文中に記載すること。ただし、投稿区分「ケースレポート」については、倫理的配慮等に関するケースレポート用チェックリストの提出をもって、それに代えるものとする。
3)利益相反(Conflict of Interest: COI)状態を論文中に明示し、COI自己申告書を提出すること。COIに該当する場合は、著者全員から当該論文にかかるCOI状態の自己申告書を取りまとめて提出する。
4)人を対象とした介入臨床研究に関する論文を投稿する場合、試験開始前にその研究内容が以下に示す登録サイトのいずれかに事前登録されていること。臨床試験登録番号を論文中に記載すること。観察研究の事前登録については努力義務とする。
jRCT(Japan Registry of Clinical Trials)
https://jrct.niph.go.jp/
大学病院医療情報ネットワーク研究センター 臨床試験登録システム(UMIN-CTR)
https://www.umin.ac.jp/ctr/index-j.htm
国立保健医療科学院のホームページ
https://rctportal.niph.go.jp/
なお、対象となる研究は、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づく介入臨床研究とする。対象外の研究の場合は、「倫理指針適用外申告書」を提出すること。
11. 投稿料
投稿は無料とする。
12. 執筆要領
各カテゴリーに必要なコンテンツを表2の通りとする。これ以外の詳しい執筆要領は執筆要項(PDF)に記載する。
表2
カテゴリー | 和文タイトル | 英文タイトル | 和文氏名 | 英文氏名 | 和文所属 | 英文所属 | 和文要旨 | 英文要旨 | 和文キーワード | 英文キーワード | 和文ランニングタイトル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
原著(original article) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
総説(review article) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
研究報告(study paper) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
資料(technical and/or clinical data) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トピックス(topics) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
ケースレポート(case report) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
13. 著作権譲渡
著作権は看護科学研究編集委員会に帰属する。論文投稿時、「著者全員の同意書」を提出することにより、著作権を譲渡することを認めたものとする。
14. 英文(全文、または和文の英文タイトル、英文要旨)のネイティブ・チェック
英語を母国語としない方は、専門分野の用語を理解している英語ネイティブのチェックを受けたことを保証する証明書を提出する。
15. プレプリント
本誌は、投稿前または投稿と並行して、研究コミュニティに認知されたプレプリントサーバー(JSTが運営するJxivなど)に公開した原稿の投稿も認める。該当する場合は、プレプリントのDOIを本誌新規論文投稿フォームの所定欄で申告すること。プレプリントサーバーで公開できるのは、査読前の版に限る。査読者のコメントを受けて修正された原稿や、出版のために受理された原稿、本誌に掲載された論文をプレプリントサーバーに掲載することは禁止する。また、論文が本誌に掲載された場合、著者は本誌の求めに応じてすみやかに本誌論文のDOIを登録し、プレプリントを更新しなければならない。プレプリントサーバーへの掲載はPrior publication、二重出版には該当しない。プレプリントサーバーに投稿された原稿の著作権は、著者が保持するものとする。
なお、当ジャーナルではプレプリントサーバーで公開されている原稿を引用文献として用いることは認めない。
16. 論文を裏付けるデータの投稿
本誌では、科学技術振興機構(JST)の基本方針「研究データのうち、研究成果論文のエビデンスとなる研究データは原則として公開とする」に沿った投稿も認めている。その際には、論文と同時に論文に付随するデータおよびそのメタデータを投稿し、本誌は当該データとともに論文の査読を行う。採択された論文についてはJ-STAGEに、データについてはJ-STAGE Dataに登載され、いずれについてもDOIが付与され、データの引用も可能である。投稿するデータは、データの閲覧、再利用のために、できる限り汎用性の高いファイル形式とすることが望ましい。また、投稿されたデータは査読者に公開され、採択後は一般公開されるため、投稿前にデータ上の個人情報は著者の責任において匿名加工や削除をすること。データ投稿の希望がある場合は、論文投稿時に編集委員会に連絡し、データ投稿用のURLならびに認証情報を得ること。
17. 論文投稿時に原稿とともに提出するもの
論文投稿時は、原稿とともに以下の文書を提出すること。
・「投稿論文チェックリスト(PDF)」(ケースレポートの場合は「ケースレポート用チェックリスト(PDF)」)」
・「著者全員の同意書」
・「COI自己申告書(PDF)」
・英文がある場合は、ネイティブ・チェック証明書
上記書類は、原則、初回投稿時のみ提出すれば良い。ただし、投稿原稿のカテゴリーを変更した場合は、再度、「投稿論文チェックリスト」を修正原稿とともに提出する。
18. 編集事務局
〒870-1201 大分市廻栖野2944-9
大分県立看護科学大学内
E-mail: post[あっと]jjnhs.com
※ご連絡の際には、「あっと」を「@」に変えてください。